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「想像するちから」 [読書]
「想像するちから」(松沢哲郎)を読んだ.松沢氏は京都大学霊長類研究所の所長であり,言葉を操るチンパンジー「アイ」の研究でも有名な人である.この本は,松沢氏の今までの研究成果をわかりやすくまとめた,言わば「最終講義」のようなものである.話としては,チンパンジーの子育て,道具の使い方,言葉の使い方などを調べ,人間や他のサルとの対比から人間を知ろうとするアプローチを紹介している.大変面白く,誰にでも勧めたい本である.


「一万年の進化爆発」 [読書]
「一万年の進化爆発」を読んだ.この本では,現世人類は進化をしてきており,その進化の度合いは,文明が出来てから現在に至るまで加速していることを示している.そして,進化は遺伝子の変異として示されているとのことである.最初の進化が,ネアンデルタール人との交雑による遺伝子流入の可能性を示している.そして,最近の進化の例として,ユダヤ人(ドイツに住んでいたアシュケナージ系ユダヤ人)のIQの高さが,遺伝子的な変異に起因することを示している.
読み物としてはとても面白いが,どこまでが学術的に正しく,どこまでが推察なのかが,不明である.

読み物としてはとても面白いが,どこまでが学術的に正しく,どこまでが推察なのかが,不明である.

「生物学的文明論」 [読書]
「働かないアリに意義がある」 [読書]
空港の本屋で買ってみたら意外と面白かったのが,「働かないアリに意義がある」( 長谷川 英祐,メディアファクトリー).
著者は進化生物学を専門としており,社会性昆虫のなぞを解いている.たとえば,働かないアリがアリの集団の中に存在するのは有名だが,なぜ働きに差があるのか,そしてそのことが集団が生き残るのに実は有効であることを,研究例とともに示している.また,生き物は自分の血(遺伝子)を残していくことが目的であるのに,社会性昆虫が女王のみ出産し,働きアリやハチは出産しないことについても説明もある.新書で読みやすいのでおすすめだ.

著者は進化生物学を専門としており,社会性昆虫のなぞを解いている.たとえば,働かないアリがアリの集団の中に存在するのは有名だが,なぜ働きに差があるのか,そしてそのことが集団が生き残るのに実は有効であることを,研究例とともに示している.また,生き物は自分の血(遺伝子)を残していくことが目的であるのに,社会性昆虫が女王のみ出産し,働きアリやハチは出産しないことについても説明もある.新書で読みやすいのでおすすめだ.

マンハッタンの風景 [サイト・blog紹介]
Combustion Physics [研究関係]
この前,東京大学の越光男先生と話をしていたら,最近は"Combustion Physics"(C.K.Law)を読んで勉強しているそうだ.60過ぎても勉強する姿勢,見習わなければならない.そこで,私も購入した.


「寄せの手筋200」 [読書]
炭風呂の入浴剤とフェノール [思いつき]
家に,いろいろな入浴剤があり,その中に炭(すみ)風呂を模した入浴剤があった.使ってみたら,炭独特のフェノール臭がちゃんとついていた.いっしょに入った息子は,臭いといやがっていたが.
炭や木酢液には,フェノール臭があるので,フェノールが合成されているだろう.どのような反応が起っているのか?セルロースのような炭水化物だからできるのであろうか?
炭化水素系から酸化的熱分解でフェノールを合成できれば,画期的かもしれない.今も,おそらく,フェノールはクメン法(ベンゼン→クメン→クメンヒドロペルオキシド→フェノール+アセトン)で合成されている.私の学生時代に,ラジカル反応の授業で,「トルエンからフェノールが合成できたらすごい」と言っていたので,トルエンの酸化あたりでフェノールができないのだろうか.
炭や木酢液には,フェノール臭があるので,フェノールが合成されているだろう.どのような反応が起っているのか?セルロースのような炭水化物だからできるのであろうか?
炭化水素系から酸化的熱分解でフェノールを合成できれば,画期的かもしれない.今も,おそらく,フェノールはクメン法(ベンゼン→クメン→クメンヒドロペルオキシド→フェノール+アセトン)で合成されている.私の学生時代に,ラジカル反応の授業で,「トルエンからフェノールが合成できたらすごい」と言っていたので,トルエンの酸化あたりでフェノールができないのだろうか.
「若いからしょうがない」 [日常の出来事]
私の助手時代の最後の教え子が結婚することになった.めでたいことだ.
彼が学部四年の頃,学生食堂で,英国人留学生の女性らと昼食をとっていた時,キノコをちゅばちゅぱと,くわえて食べていた.しょの女性は嫌な顔をしながらも,「若いからしょうがない」と,名言を吐いたのを覚えている.
その数日後のコンパで,口ひげをはやした50過ぎの客員研究員のおじさんが,その英国人女性が席を立って戻ってきたときに,自分の膝を指差して,「ここに座れ」とオヤジ発言をして,とてもいやな顔をされていた.その話を聞いて,私は,「口ひげだからしょうがない」と言っておいた.
その数日後,研究室に電話があった.電話したのが横須賀駅の駅員さんで,その口ひげの研究員さんのことでの電話だった.電話を取った教え子が「ついに,痴漢でつかまったかと思いました」と言っていた.(実際は,財布が届けられたとの連絡だった)
結婚の話を受けて,当時の記憶が蘇ってきた.
彼が学部四年の頃,学生食堂で,英国人留学生の女性らと昼食をとっていた時,キノコをちゅばちゅぱと,くわえて食べていた.しょの女性は嫌な顔をしながらも,「若いからしょうがない」と,名言を吐いたのを覚えている.
その数日後のコンパで,口ひげをはやした50過ぎの客員研究員のおじさんが,その英国人女性が席を立って戻ってきたときに,自分の膝を指差して,「ここに座れ」とオヤジ発言をして,とてもいやな顔をされていた.その話を聞いて,私は,「口ひげだからしょうがない」と言っておいた.
その数日後,研究室に電話があった.電話したのが横須賀駅の駅員さんで,その口ひげの研究員さんのことでの電話だった.電話を取った教え子が「ついに,痴漢でつかまったかと思いました」と言っていた.(実際は,財布が届けられたとの連絡だった)
結婚の話を受けて,当時の記憶が蘇ってきた.
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